春の陽気に本来ならいろいろ仕事を…
なのだが!
なぜか今日は思い立ってテーブルに広げっぱなしになっていたゲームに着手してしまった。

その名も「There are Robbers in the Woods」
どうやら日本には入ってきていないようで、検索してみたが和訳が出ていない。
仮に「森の盗賊」とでも訳しておこう。
当然、プレイ感も何もネット上では拾うことができなかった。
原文のルールブックは、いしモン先生にお願いしているが、とりあえず英文のルールブックも付いていたので、何となく訳しながらプレイしてみた。

道を広げつつ、そこに建つ建物にお宝を隠し、盗賊がそこへ忍び込んでお宝をいただく。
と、いうのが全体のストーリーである。
途中、ブラックベリーを摘みに来た少女に恋をした盗賊が、茂みまで案内するとポイントをもらえる…とか、保安官が農場に罠を仕掛けて道すがら盗賊をやっつける…とか、いろいろ起こる。
何でも、いしモンの解説によると、ドイツの民謡がそのテーマになっているらしい。

得点ボードに、道のタイルを12枚ずつに分割して3ラウンド分を置いておく。
ボードには、集めたお宝の数に合わせた得点表があり、ラウンドの終了とともに計算される。
最初は、ルールの把握がうまくいかず、49点もの得点表の割りに、点数が伸びず「おかしいよなぁ〜」ってまた訳をし直すこと2回。

まずは、残った12枚の道タイルを一人3枚ずつ配る。
それとともに、盗賊のキャンプがある道タイルと盗賊駒3個も配る。
さらにパワーポーションタイル3個と悪党タイル3個も配られる。
準備段階で、ボードの初期配置をする。
順番に、配られた4枚のタイルのうち一つ開き、スタートタイル(ブラックベリーブッシュがある)につなぐ。
これに描かれた3種の建物に合わせて、宝物を配置する。
・農場には任意でひとつの宝物。
・ホテルにはひとつの宝物。
・狩猟の館にはふたつの宝物。
そして、盗賊キャンプをつないだら、盗賊駒を3つとも置く。
この配置の順番も、若干収獲に影響を見せる。
特に農場の位置は、後で保安官が登場するので厄介になる。
初期配置が終わったら、ゲームスタートである。
プレイヤーは、手番にラウンドタイルから1枚のタイルを引き、道につなぎ、宝物などの配置があればする。
つぎに、盗賊駒をそのラウンドのアクションポイントに応じて移動する。
・1ラウンド目は4アクション 2ラウンド目は5アクション 3ラウンド目は6アクション
盗賊駒それぞれがこのアクション数動くことができる。
1アクションでできることは…
・キャンプを出る。
・道タイルをひとマス進む。
・宝物トークンやガールトークンを乗せる。
・キャンプに入る。
2アクションかかることは…
・保安官のいるタイルを通過するとき。
アクションポイントが要らないのは…
・持っていた宝物トークンをその場に下ろすとき。
・ホテルの襲撃。ホテルを占拠し、最終ラウンドの終了時にそのホテルのポイントを得ることができる。
但し、一度占拠したら二度と動くことはできなくなる。

ふたつ農場が建設されたら、最初の農場には保安官のトークンをおき、ふたつ目の農場には保安官のポーンを置いておく。
そして手番最後に…
三角のダイスを振り、出た目の数だけ保安官のポーンが保安官トークン目指して最短距離を進んでいく。
途中、道にいた盗賊駒が保安官と出会ってしまったら、持っていたお宝をその場に落とし、キャンプへ送り返されてしまう。
保安官がトークンの位置に達したら、トークンを別の農場に設置し、保安官の移動目的地が新たにスタートする。
ここでひとつ問題…
新しい農場が建ったらどうする?
英語のルールブックではいまひとつ把握仕切れなかったが、ここでは保安官トークンを直ちに移動し、保安官の行き先を変更することにした。
この保安官の動きが不安要素ではあるが、とりあえずゲームしていて破綻はしなかったのでこんなもんかなぁ〜って感じだ。

盗賊はアクション開始にあたり、ふたつのイベントを使うことができる。
・パワーポーションを使う…ひとつの盗賊駒のアクションを倍にできる。
・悪党トークンを使う…建物タイルや盗賊駒の持っている任意の宝物トークンをその位置から隣接する道タイルに移動させることができる。
この場合、道がつながっていなくても、隣接するタイルであればOK。
使ったイベントトークンは裏向けられて、二度と使えない。
これらを上手に使えば結構お得!

宝物は5種類。
ラウンドの終了時には、種類別にその数を数え、それに適応する点数を受け取る。
たとえば、1個なら1点、3個なら4点…
最大8個なら20点てな具合に、得点表に明記されている。
4人でプレイしてみたが、4つ以上同じ宝物を集めるのはなかなか難しい。
よほど近くに同じものが配置されない限り、なかなか大変だ。

道タイルには、建物のないものがある。
そのタイルをつないだときには、そこへガールトークンが置かれる。
盗賊はこのガールトークンを乗せたら、スタートタイルのブラックベリーブッシュに行き、3ポイントを得ることができる。
これが結構いいポイントになる。
しかし、このガールトークンがなんとも目立たない。
なので、我が家では赤いポーンをガールトークンの代わりに使うことにした。(写真は目立たないガールトークン)
ゲームの終了
3ラウンドを終えたら、通常の点数計算をし、さらに宝物の5種1セットができていれば1セットあたり3ポイントを受け取る。
最後に、占拠したホテルのポイントも受け取る。
一番たくさんポイントを得たプレイヤーの勝ち!
あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら…
3回プレイしてみた。
何とかこんなもんかな?って纏まってはきた。
ちょっと不明瞭な点は、いしモン翻訳が出来上がってきたら照らし合わせてみよう。
それまでは、アルマナックローカルルールでプレイしていきましょう〜
皆様、どうぞお試しあれ!