入村後、午前中は時間が少なかったので、昼食作りを手伝ったもらうことに…

本来は保存食などにも利用された野菜や山菜が主な具になるのだが、子供たちは野菜よりお肉が好き!
なので、我が家ではちょっとイレギュラーな肉おやきを作る。
生地をこねるところから体験。
おやきの特徴や、どうしてこんな郷土食が生まれたのか、その成り立ちや長野の産業に由来するところを考えながら、こねたり包んだり…
地域によって、焼き方が違うことや、家庭によっても生地が違ったりと、多種多様なところを少し学習。
そして、おまけは…

イーストで膨らしたふかふかの生地で肉餡を包み、たっぷりの蒸し器で蒸かすとあっという間に肉まんの出来上がり!
同じ具材でも、生地が違うと食べた時の感じも違う。
料理もちょっとした工夫で楽しめることを味わってもらった。
さあ、午後は畑へ〜

草搔きの道具もいろいろ…
それぞれに思い思いの道具を使い、一心不乱に草を取る。
5人いると、あっという間にきれいになる。
途中雨が降ってきたりして、退避したりしつつも、どんどん頑張る子供たち。

5人いると本当に早い!
雨に濡れて湿気た土に、軍手もドロドロ…
それでも嫌がらずに頑張ってくれた。
さあ、泥だらけの姿をさっぱり洗い流して…

餃子が大好き!との声があったので、みんなで作ってもらった。
普段家庭でもよく手伝うという子は、とてもきれいに包んでいく。
子供同士、慣れない子にも教えつつ、自分たちの夕食の準備も完璧!
食後は、お決まり…

なつのたからもの ケチャップ ニムト ハゲタカ アベカエサル ブロックス パッチワーク…
中には、ブロックスを知っている子供たちがいて「これ苦手…」って、言うことで…
ブロックス体験組とパッチワークの二人ゲームを楽しむ組とに分かれたりして、大いにゲームを楽しんだ。
こうしたゲーム然り、料理の際にも、畑でも「これやる人?」の問いにすかさず手が上がる。
積極性と好奇心、自主性と助け合い、子供たちの中に学校でもきっとこうして活動しているであろう姿が、とても眩しく見えていた。
このまま、その姿勢をなくすことなく、たくさんのことに興味を持ち吸収していってほしい。
まるでスポンジのようなこの学齢の子供たちから、私たちもついつい「まあいいか…」ってなりがちな、ずくの無さを改めて行かねばならないと教えられた気がした。