2016年05月26日

5年目、農業体験 in 信濃町 第3弾

 さあ、3校目の受け入れ…
どういう訳か、またもや女子4名。
今年は女の子に好かれているみたいだ。

 今回は、比較的少人数の学校で、先生方がしばしば訪れてくださったり、夜も様子をうかがう電話連絡があったりと行き届いている。

 さて、元気で賑やかな女子たちを連れて、午前中は山菜採りに出かける。
山で同じく山菜狩りをしている老夫婦に出会い、千葉からの修学旅行だと伝えると「あら私たちが先に採っちゃたわ〜分けてあげようか?」と、お心使いをいただく。
こうした地元の方たちとの触れ合いも、民泊ならではかもしれない。
農山村体験_05山菜採り.jpg 蕨や山蕗を採りつつ、タケノコも探しに竹藪にも分け入ってみたが、さすがに時期が遅すぎたようだ。今年は少雪の影響もあるようで、早くから出てしまったし、固いという話も聞いた。
何とか見つけた3本で夕食の味噌汁にしてみる。
ゆっくりと山を下りながら、咲いている山野草を見つけたり、山椒の木を見つけて匂いを嗅いだり、フィトンチッドの話をしたり…(みんな深呼吸してたっけ)

帰宅して昼食。
午後、先生方が畑へ見回りにいらっしゃるかも?というので、食休みもせず畑へ…

農山村体験_06マルチ張り.jpg 早速、マルチ張りに挑戦。
両側から引っ張りすぎた〜といいつつも、4人で力を合わせてピンと張ることができた。
そこへは、枝豆の種を蒔く。
極早生の莢音と早生の黒頭巾の2種類。
この他、花豆・いんげん3種・ササゲ2種・平莢2種も蒔く。
最後に、種を蒔いたすべての畝の周りに防鳥糸を張り巡らす作業をし、たっぷりと水遣りもして終了。
今回も皆、しっかり働いてくれた。

夕方、先生方が視察に訪れ、どんなことをしたのかを尋ねられた。
防鳥糸の話やマルチの話、普段の生活では触れることのない事柄の話をウロ覚えの中から一生懸命答えていた。

アフターは、お決まりのゲーム大会。
そして、一人ギターに興味を示した女の子がYOSHIに教わりつつ、一生懸命練習していた。
就寝時刻の頃には、いい音で弾けるようになっていた。
好きこそものの上手なれ…とはよく言ったものだ。
ゲームの相手をしつつだったので、早々付き合えたわけではなかったが、好奇心の芽がまたここで一つ育ったことがなんとなくうれしい。
お嬢がいたらもう少し教えてあげられたのにね〜

ゲームに熱中した女の子たちも、それぞれに真価を発揮する。
ゲームによって強い弱いが現れ、性格も見え隠れするのが面白い。
個性的な面子の集まったグループだったが、それぞれにお互いを認め合い、自分の役処をしっかりと認識しているような印象を受けた。

この修学旅行を、学習の機会ととらえている学校で、長野県に対する予備知識も学習してきているし、体験内容をその場で振り返り記録する栞を作っていた。
私たちも感想や今後のアドバイスなどを求められ、栞に記録する。
私たちにとっても、ちょっと面白い体験だった。
posted by KAZUおばさん at 13:48| Comment(3) | KAZUおばさんつれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月17日

5年目、農業体験 in 信濃町 第2弾

 2校目…
ここ数年、信濃町への農山村体験を実施している千葉県八千代市の中学校から、女子4名を受け入れ。
前日に、ラフティングなどを体験していたらしく、少々疲労していた感はあるが、それでも目いっぱい畑仕事に勤しんでもらった。
農山村体験_02甘茶刈込.jpg 午前中は、まず甘茶畑の刈込と草取りから。
チョキチョキ使い慣れないハサミを駆使して刈り込んだ枝を、後ろから集めていく。
株の間の雑草もきれいに取り除いて、あっという間に片付いていく。
その後、前日にYOSHIが刈り込んだ畔の草をすべて集める作業も行う。
いつも二人きりでやっていたのでは、なかなかはかどらない作業も、子供たちの手を借りてあっという間だ。

暑い中頑張ったので、昼食のためにいったん引き揚げ。
食後、少しお昼寝…
よほど前日の疲れがあるのだろう。すっかり熟睡していたようだ。

午後、もうひと頑張りしてもらう。
農山村体験_03種蒔き.jpg マルチに等間隔で穴をあけ、絹さやの種蒔きを体験。
ピンと張ったマルチを、穴あけ機でずぼっと開けるのが面白いようだ。
そこへ、二粒ずつ種を蒔く。
夏にはきれいな絹さやが採れることだろう。
この他に、マルチ張りも体験。
さらには、トウモロコシの芽が出てきたので、防鳥糸を張ってもらう。
最後に、あちこちから出てきてしまったジャガイモの芽をかき集め、一畝に植え付けた。
色とりどりのジャガイモが採れる混成畝の出来上がりだ。

 さて夕食後、いつものようにゲームをするが…
このグループは、フロント横に積み上げてあるジャムに興味津々!
農山村体験_04ジャム体験.jpg「じゃあ、ジャム作ってみる?」
薄く切ったリンゴに砂糖を合わせ、ぐつぐつ…ぐつぐつ…
煮沸した瓶に詰める作業。
脱気する作業。
すべての行程を自分たちで体験し、最後にみんなで撮った写真をラベルにしてビンに張り付ける。
制作者の欄には、自分の名前を書いて出来上がり!
いい記念となったようだ。

興味がわく…
好奇心の大切さ…
色々な芽が育つこうした機会は、少しでも子供たちの成長に役立っているだろうか?
皆がこれからも、たくさんの芽を育てらるような学校生活を送ってほしいものである。
posted by KAZUおばさん at 12:00| Comment(2) | KAZUおばさんつれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月13日

5年目、農業体験 in 信濃町 第1弾

 年を重ねるごとに人気を博してきている「農山村体験」
今年は、関西からの学校も参加が見られる。
我が家の受け入れ第一校目は、大阪の中学校から女子4名を迎えた。

 さすがに関東圏内からとは違い、ここ長野県までの移動に半日を要する。
その為、我が家に到着したときはすでに夕刻になっていた。
流石に畑へのお出掛けは無理があるため、体験メニューにちょっと一工夫。
ご挨拶のお手紙には、長野の郷土食・文化・特産物を知りたいとの声があったので…
それでは「長野の郷土食を試してみる?」体験を行ってみた。
しかし、そこは生粋の長野県人ではない私たち…
農山村体験_01 おやき体験.jpg長野県郷土料理の歴史を踏まえつつ、どうしてこうした料理が生まれたのか、みんなで考えながら「おやき」「にらせんべい」などを作ってみた。
但し、味付けはちょっと関西風? 私たちの好みが入ってくるからね。

夜、少し風は強かったが、星空観察にゲレンデへ出かける。
最初は車のライトに照らされた中、みんなで輪になって目を瞑り、しばし過ごし、空を見上げながらゆっくりと目を開く。
一斉に歓声が上がる。
都会では見られない満天の星空。
ちょうど火星と木星が明るく見える時期にあたり、あれこれ天体観測もできた。

滞在期間は短かったが、いつものようにアフターのゲームも楽しんでもらい、翌朝元気に帰って行った。

今回の学校は、その立地の遠さも影響しているだろうが、今までの受け入れ校よりも学習旅行というより記念旅行の感覚に近い気がした。制服の着用もなく、とても緩い。みなカラフルで大きなトランクを抱えて、本当にうきうきとした感じが見て取れた。
体験民泊以外は、ほとんどが観光の行程が組まれていたところをみても、中学生時代の思い出作りに、この旅行を計画しているのだろう。
少しでも、私たちがその思い出作りの一端を担えたなら幸いである。
posted by KAZUおばさん at 12:00| Comment(0) | KAZUおばさんつれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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