またしても、ひと月以上更新がないBLOGになってしまった。

何がとくに忙しかったわけでもない。
本業の方は、毎度のように9月は開店休業状態。
畑は盛りが過ぎて、後片付けに入った。
言い訳のようにはなるが、一番の理由はこれかな?
季節の変わり目なのか、年齢によるものなのか、体調が少々複雑…
「夏の暑さが自律神経を失調させる原因になる」とか言うネタをテレビでやっていたが、それがここへ来てぐっと気温が下がって風邪を引いたようになったり、50を過ぎるとあちこちにガタが来て、精神的には落ち着かず、集中力が続かなくなってきている。
節々に傷みが出て、もしかしてリウマチかぁ〜

と疑いたくもなる。(この件は後日報告するとして…)
極めつけは、ネット回線の低調さ

それは恐ろしく遅かったり、時には表示しないで止まっていたりする。
局からの距離もさることながら、昨今ではこの辺りでも利用者が急増しているのかもしれない。
田舎のADSLに限界を感じずにはいられない。
そろそろ対策を考えねば…
と、言う事で! ついに

光化を決断。
開通にはもう少し時間が掛かるが、これでPCやタブレットをお持ちのゲストにも、心置きなく使っていただける環境が整う事だろう。(私のタブレットもやっと日の目を見る!そう、今まで使えていなかったのだ。)
さて、こんな中でも、少しは記録を残しておかねばね。

暑かった夏の農園は、とても賑やかにいろいろなものが成長し、そして秋の冷涼な風が、一気に全てを枯らして行った感がある。
その中で今年の収穫の中では一番華やかな装いを見せたものがこれ

カラフルなじゃがいもの数々…
昨年の種芋のから栽培したスタールビー…赤皮で中が白い。
シャドークイーン…こちらも昨年の種芋から栽培 皮も中も濃い紫色。
今年初栽培アローワ…早生で大型・多収の品種とあったがまさにその通りだった。但し、発芽も早いので早めに食べなくちゃ。
ノーザンルビー…前回の記事にも載せたが、赤皮で中身がピンクの美しいじゃがいも。
この他にも、紫系の品種がもうひとつキタムラサキ…これは成長が遅くなかなか掘り上げられる状況にならなかった。どれも同時に植えつけているのに、こいつだけがのんびりとした品種のようだった。
そして、いつものキタアカリ・ダンシャク・メークインも無事に収穫。

芋掘りには、いつものように甲賀幻妖斉氏のご助力を得たことは言うまでもない。
7月の終わりまで

梅雨が引きずり、芋の成長を懸念したが、結構な収量を得ることができた。
もちろん、農業体験で来てくれた子供たちが頑張ってくれた事に感謝しなくてはならない。
その中に、今年初の試みとして「じゃがいものマルチ栽培」を行った。
その結果は…

マルチをはがすと、うっすら土を被った芋がごろごろ目に付いた。
思ったよりも大きい!
そして通常の栽培方法との違いは、

雨が多かったにもかかわらず、土が乾いていて収穫が容易だった事と、芋を食害するコガネムシの幼虫が全く見られなかったこと。
マルチの効能はこのようなところにあった。
芽出しの手間は掛かるが、草取りもいらないし、これは使えるかもしれない。
今年は、種芋を植えてからマルチを張ったが、マルチを貼ってから小さく穴を開けて種芋を埋め込む方法を来年は試してみたい。そうする事で、最初の芽だしを傷める事が無いように思う。
こうしてまた来年の課題が出来た。これだから、毎年一年生の農業は止められないのだ。

こうして夏の盛りが過ぎ、秋の気配が迫る9月に入って、畑ではタマゴナスが採れ始めた。
この頃になると、農園会員の皆様へお届けする野菜が限られてしまう為、なかなか皆様のお口へは届かないことが多い。
実が堅く、特に美味しいわけではないが、煮込んでも崩れないところから、ズッキーニやトマトなどと合わせてラタテュイユにすることが多い。
これはこれで使い道があるものだ。
使い道といえば…

悩んだのがこれ!
お隣の畑の園主さんからおすそ分けでいただいた冬瓜。
いびつに出来上がってしまったので、出荷が出来ないらしい。
でこぼこしたその姿からは、思わず「ニコちゃん大王だがや〜」と、聴こえてきそうである。(ちょっと古すぎ

)
それにしても、なんともでっかい…
夫婦二人になってしまった我が家では、これを一度に消費できないで、持て余しそうである。
今来た人には、もれなく冬瓜オンパレードとなるやも知れない。
そして、秋の味覚といえばこれ!

やはりきのこだろう

今年も、舞茸がたっぷりと採れた。
もう菌床を植えてからかなりの年月になるのだが、毎年それなりに出てきてくれる。
すっかり黒姫の地に根付いたという事だろうか。
ちょうどお客様が途切れる頃に採れてしまうので、毎年これを食べてくださる方たちは冷凍物をご賞味いただくことになってしまう。

芽が出たのを確認してから約1週間で採れるので、なかなかそれに合わせてお越しいただける方は少ないだろう。
一番採りは、美味しく舞茸御飯や天ぷらにしていただいた。


もうひとつのきのこは椎茸

こちらは、春子も楽しませてもらったが、秋子(って言うかどうか知らないが…)もぼちぼち採れている。
ホダ木の裏側にあって、気づくのが遅れると、あっという間に大きくなりすぎる。
それでも、鍋に入れると豊かな秋の香りと、しっかりとした食感を楽しむ事ができた。
う〜ん、山に住むものに許された至極の食卓だぁ〜

秋の時間はたっぷりとある…
その時間を使ってこんなものも作っている。

夏の最後に採れた桃を使って、桃ジャム

これは、冬のお客様の朝食に供される事となる。
あまり見かけない桃ジャムは、目に付くところにおいておくと、お客様から「これ売ってください!」と、声を掛けられる事が多い。
この秋は、それが頻繁に起こった。
それだけ、皆様の目に留まるってことだろう。
そうなると、本格的に加工工場を作りたくなってしまう。
宝くじ当たらないかなぁ〜

もうひとつ、人気(?)商品がこちら唐辛子醤油である

太長胡椒をたっぷりと刻み、塩もみしたら、ごまや山椒を加えた調味料を熱々にして注ぐ。
1週間ほど漬け込んでおけば、ぴりりと辛さの際立った調味料になる。
このレシピ、実はこのところクックパッドでもアルマナックの厨房で上位3位の人気レシピとなっている。
この季節、やはりどこでも唐辛子がたっぷり採れるものの、その使い道に苦慮するのかもしれない。
こうして加工調味料にしておけば、冬の間中鍋物や冷奴などの調味に楽しむ事ができるのだ

まだまだこうした加工食品の製造が続く毎日。
気がつけは、家中ビンだらけになりそうな勢いである。
また順次ご紹介していこう。
但し、9月末からはいろいろと所用で忙しい日々…
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