さて、今年の農業体験受け入れも最終組。
初の女の子受け入れである。
当初は、どう接していいものやら、あれこれ思い巡らしていた。
「山菜採りなんかするやろか…?」
「畑の虫や蛙はアカンやろなぁ〜」
「汚れるの嫌がるかな…」
「ゲームってするかなぁ…」
しかし、初っ端からその思いは覆された。
「え〜 離村式をはじめます」


もう帰るんかぁ

入村対面式の挨拶で爆笑を呼んだ明るい彼女が我が家への民泊リーダーだった。
彼女を筆頭に、明るい面々…
不安材料は全て吹っ飛んだ。
まず最初はベッドメイク体験。
そこはさすがに女の子…
男の子達と違って、そつなく綺麗にこなす。家ではやったことがないというが、この辺りの器用さは女の子だからなのか、その子達の持って生まれたものなのか…
あっという間に出来上がり、さあ次は山へ

ここで元気っ子たちの本領発揮


ガシガシと藪へ入っては、たけのこを採ってくる。
今夜の夕食には充分な量だ。
まさかこんなに頑張るとは思いもよらなかった。
そしてお決まりの[ヤッホ〜」はやっぱりする。
採ってきたたけのこの皮をむく。
剥き切れなかったり、先が折れてしまったり、四苦八苦しながら処理をする。

さらには、たけのこの食べられる部分をどうして見分けるかを体験。
節の成長していく過程の硬さが違う部分を、包丁で切りつつ選り分ける。

勿論、蕨も忘れずに収穫。
途中、童話館へも足を伸ばして、午前の体験は終了。
昼食後、いつもの通り畑作業へ…

まずは、先週の男の子達が張ってくれたマルチの畝へトウモロコシの苗を植えつけていく。
最初に危惧していたこととは裏腹に、軍手を渡しても[素手で行く〜」と、ずんずん土に手を突っ込んで穴を空けて行く。
なんとも頼もしい限りである。
4人いれば、6畝の植え付けと追加の種蒔きもあっという間に終わってしまう。
時間があるのでもう一仕事…

最初の農業体験で植えつけてもらったジャガイモ「キタアカリ」の芽が出揃っていたので、芽欠きの作業。
種芋一つからたくさん出てきた芽を2本ずつにしてもらう。
これも一人ひと畝があっという間に終わる。
私達だけでやっていたら、1日仕事だよな〜
そして、何より驚いた事に…

植え付けをしながら突然歓喜の声

彼女達が手にしているのは…蛙

しかし、さすがに全員が大丈夫というわけではない。
追い掛け回す二人と、逃げ回る二人…
しばし、蛙で時間が過ぎていく。
女の子「これ触れたら何かくれる?」
私「そんなん触れて当たり前、何にも出てこないよ〜」
意を決した一人は克服に掛かるが…
紙越しに触って「触れた

」と、満足気である。
畑の一騒ぎのあと、お風呂に入ってさっぱりしたら、今度は夕食の準備。

餃子大好きの声があったので、ここでの体験は本格餃子作り。
生地を練っておいて、それを伸ばして皮を作る。
そこへ餡をを包んで水餃子を作る。
この他、普通の焼餃子(ひだをたたむのが難しい)と、シンガポール風の棒餃子など包み方も色々覚えながら体験する。

様々な形の餃子に満足しながら、楽しい夕食。
「お母さん、愛してる〜

」と、狂喜しつつパクパク食べてくれた。
アフターには、恒例ゲーム大会。
「コンプリートするぞ〜

」の雄叫びを上げていただが…
「140ぐらいあるぞ」YOSHIの声に…
「え〜〜〜〜

じゃあ、高校生になったら

」
「その頃には200やな」
「え゛〜〜〜〜〜

」
途中、今日お誕生日を迎えた子のために、バースデーパーティーを挟みつつ、賑やかに夜は更けた。
離村式
わいわいと大騒ぎの我が家。
「あかん、あかん」を連発しつつ(この修学旅行で一番学習したのがこれ…正しい発音の関西弁)
涙目になった彼女達が乗るバスを「いってらっしゃ〜い」と、見送った。
忙しかったけれど、とっても楽しいひとときを過ごす事ができた今回の農業体験受け入れ。
なかなか畑も忙しい季節と重なる事から、全部を受け入れることはできないかもしれないが、子供達の楽しそうな姿を見ることができるのは、そう捨てたもんじゃない…と、思ってしまった。
我が家へ来てくれた子供達へ…
これからみんなは受験生

楽しいおしゃべりも、朝寝坊して怒られた事も、みんな大切な思い出にして、頑張ってください。
いつの日か、巡りあえる事があったなら、立派になったみんなの姿を拍手で迎えてあげたいと思います。
posted by KAZUおばさん at 12:52|
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KAZUおばさんつれづれ日記
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