
台風の風がワサワサと木々を揺らしている。
どうやら、かなり西へ進路をずらしているせいか、風が強いわりには雨が降らず、フェーン現象で暑い

そんな中で、今日の作業


畑で取れた「梨ナス」「きゅうり」「赤紫蘇」「みょうが」でシバ漬けを作る。
今年は、このために「梨ナス」を十分な量になるよう育ててきた。
しかし、きゅうりがちょっと不作…
思うようには行かないものだ。
毎年しっかり育つのは「赤紫蘇」ばかりなりである。
材料は…ナス1500g・きゅうり300g・ミョウガ600g・赤紫蘇600g・塩150g
最初の仕事は、赤紫蘇の葉摘み。無農薬栽培なので、青虫や尺取虫との戦いである。
一枚一枚茎からはずし、丁寧に水洗いして水気を切っておく。
約50本の軸から1200gほどの葉が採れた。1時間半の戦いであった。
シバ漬けにはその半量を使う。
なすときゅうりは適当な大きさに切る。ミョウガも縦に反割りにした。

全部の材料を合わせて、塩をまぶし、全体を混ぜ合わせる。
今年も塩は、お気に入りのイタリア・シチリアの塩を使った。旨みがあって美味しいのだ。
最初はボウルいっぱいなのだが、徐々に紫蘇の葉が小さくなって具全体が絡み合うような感じになる。
そうなったら…

漬物器に詰め込む。
最初の量を見れば「絶対入らんやろ〜」って感じなのだが、そこを無視して、ぎゅうぎゅうと詰めていく、最後に紫蘇をできるだけ表面に敷き詰めて空気に触れにくくしたら、ぎゅ〜っとふたを閉める。
その後、1時間もすれば、中身は漬物器の半分程度になる。
その分、水がいっぱいまで上がってくるのだ。
この後、約4%の塩水を作って冷ましておく。
これを、ここから毎日上がった水と同量分入れ替えていく事約1週間…
醗酵が進み、紫蘇の赤色が鮮やかに出始めたら、冷蔵庫に保存して約1ヶ月で食べ頃になる。
手間が掛かるが、出来上がった本格シバ漬けは格別の味わいがある。

さあ、出来上がりまでしばらくは観察あるのみ

さて、アレだけせっせとちぎった紫蘇の葉…
もちろん後の半分もきっちり使う。

6月に入手した南高梅の塩漬けに塩もみした赤紫蘇を加える。
これがまた、重労働だ

塩を振っては揉みこむ…揉みこむ…揉みこむ…
やがて青黒い灰汁が出てくるので、それをしっかり絞って、さらに塩を振り、揉みこむ…
灰汁が出なくなったら、梅酢をふりかけ、また揉みこむ…
すると、真っ赤な赤紫蘇の汁が出てくる。
これを、漬かった梅の上に広げて、重石を軽く掛けてそのまましばらく置く。
やがて真っ赤な梅漬けになるはずである。
新米の採れる頃には、これでおにぎり作ってピクニックかなぁ〜

楽しみ楽しみ〜

どなたかご一緒にいかが〜
posted by KAZUおばさん at 23:28|
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ALMANACの厨房から
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